短期間で上達できるテクニカルライティング

コツを知れば短期間で上達します

【残念】仕事が遅い人がやっていない2つのこと!|仮説と計画

一生懸命やっているのですが、なぜか仕事が遅い人がいます。
約束の期日に間に合わない、、、徹夜でもしなければ間に合わない、、、

いつもこんな風です。
「私はダメだ」「能力がない」、、、自己嫌悪です、、(涙)

f:id:openup21:20220208121246j:plain(焦れば質も下がります)

仕事が遅い人は、この2つをしません。

  • 仮説を立てる
  • 計画を立てる

そうです、段取り不足、段取りをしていない!
「仕事は段取り八分」に気づいてください。

仮説を立てる

[例:新製品のパンフレットを作る]

  • どんな人に読んでもらうのか:会社員、男性/女性、若い人/年配の人、、
  • どこで渡すのか:店頭、展示会、ネット、、、
  • いつ読むのか:店頭、自宅、歩きながら、、、
  • 何を求めて読むのか:成長したい、時間を短縮したい、、
  • どうやったら喜ばれるのか:持ち運べるサイズ、大きな文字、少ない枚数、、

5W1Hで仮説を立ててください。すると、見えてくるはずです。

  • どんな情報が必要か
  • どんな表現が良いか
  • どんな体裁が良いか
  • どんなサイズが良いか、、、

仮説を立てないと、方向性が見えません。地図を持たずに進むのと同じです。

明確に文字にして、頭の中を整理してください。

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マニュアル制作で言えば、こうなります。(詳細は省きます)

  1. 製品の情報の収集
    ・開発コンセプト・製品の位置づけ・機能、性能、仕様
    ・使用目的と予見できる誤使用・安全性・操作性・ターゲットユーザー
  2. 製品を分析
    ・製品背景の分析・製品特徴の分析・導入作業の分析
    ・製品機能の分析・操作性・作業性の分析
  3. ユーザー(使用者)の分析
    ・製品を使用するために必要な知識、経験、環境、資格
    ・使用目的と予見できる誤使用
  4. 記載しなければならない情報の洗い出し
  5. 目次構成(ストーリー)
  6. 表現設計

仮説は間違っていることもあります。

しかし、明確になっていれば修正は簡単です。

計画を立てる

何をいつまでにするか、具体的にしてください。

必ず、期限を設定してください。

  • 仮説を立てる                     〇/〇〆切
  • 上司・同僚に確認              〇/〇〆切
  • 資料を集める                     〇/〇〆切
  • デザイン体裁を決める       〇/〇〆切
  • 上司・同僚に確認              〇/〇〆切
  • 文章を作成する                 〇/〇〆切
  • 上司・同僚に確認              〇/〇〆切

上司・同僚に確認を、必ず入れてください。
別の人に見てもらうと、気づかなかったことや漏れていることが見つかります。

確認してもらう時は、口頭だけではなく、書面も添えてください。
必ず、自分の考えを明確に伝えてください。
「私は、〇〇と思うのですが、意見をお願いします。」

自分の考えを伝えない、こんな相談は、NGです。
「〇〇について、アドバイスをください。」

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マニュアル制作では、
仮説と計画を記載する、ライティング設計書(仮称)を準備してください。

明言します。
できないライターほど、すぐに原稿作成に取り掛かります!

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