短期間で上達できるテクニカルライティング

コツを知れば短期間で上達します

改善の余地は必ずある、昭和の時代のQCを見直す

改善の余地は必ずある、昭和の時代のQCを見直してみます。

昭和の時代、QC活動、QCサークル活動が盛んでした。
製造業を中心に多くの企業で取り組まれていました。
製造業にお勤めの方は、ご存じの方も多いと思います。

アメリカの科学的データに基づく品質管理が源で、
それを日本風にアレンジしたものです。

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海の向こうから

1.QCの基本

仕事は、勘と経験と度胸(KKDでするものではなく、
科学的なデータに基づくことが大切であると教えられました。

(1)QC7つ道具

・特性要因図  ・パレート図 ・ヒストグラム ・管理図
・散布図    ・グラフ   ・チェックシート

(2)5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)

不要なものは捨て(整理)、
いつも決まった場所にキチンと物があり(整頓)、
掃除がされたきれいな現場(清掃)、
工具、部品を探す時間が少なくなり効率が上がります。
そして規則を守り、上記を維持することが大切です・
そのためには習慣にしなければなりません。(躾)

QCサークル活動は自主活動とされていました。
そのため、就業時間外に行うも多々ありました。
だから、労働強化であるとの批判もありました。

現在はQCの名前を聞くことは少なくなりましたが、
「改善・カイゼン・Kaizen」と名前を変えて取り組まれています。
トヨタ式「カイゼン」は世界でも有名です。

専門書の本が多く出版されていますので、細かな話は省きます。

2.ホリエモンさんの創意工夫

改善は、創意工夫することです。
これは仕事を楽しく、達成感を得ることにつながります。

ホリエモンさん(堀江貴文氏)の刑務所の話は有名です。
刑務作業で1日50個の紙袋を折るのですが、目標の数に届きません。
どうやったら早く折れるか、毎日工夫して取り組んだ結果、
79個の紙袋を折ることができたそうです。
そして、単純に楽しい、うれしい、そして達成感を感じたそうです。
退屈はしなかったそうです。

すごい、さすが、すばらしいですね!

(コミュニケ―ションもカイゼン!)

どんな仕事にも、創意工夫の余地はあるはずです。
指示命令された通りにだけ仕事をしているよりも楽しいはずです。

イヤイヤ仕事をしても8時間、楽しんで仕事をしても8時間!
(泣いても一生、笑うても一生!)

3. 改善は難しくない

改善は改革・革新・変革ではありません。
特別な技術やシステムは必要ありません。

ちょっとした工夫と変更で良いのです。

スーパーやコンビニのレジでお客様から預かった紙幣を磁石で止める
簡単なことですが、お客様とのトラブルを避けることができます。

すぐにメモが取れるように、
壁掛け電話の横にホワイトボードを置く

怪我をしないように、
ホワイトボードの角の部分に牛乳パックの隅の部分を切ってテープで貼り付ける

不便なこと、苦労したこと、失敗したことがヒントです。

「いちいち、都度」やらなければならないことは?

「何度も繰り返し」やらなければならないことは?

「イライラ」しながらやっていることは?

「ハラハラ」しながらやっていることは?

「見落としやい」と思いながらやっていることは?

「やりづらい」と思いながらやっていることは?

「不快」と思いながらやっていることは?

4. 改善を見つける

止めることができないか?

減らすことができないか?

かえることができないか?
 手順や方法を変える
 材料や部品を代える
 視点を換える
 順番を替える
 初心に返える

視覚化できないか?
 見える(目立つ)ようににできないか

軽量化できないか?
 軽くできないか

結合化できないか?
 くっつけることができないか

定置化できないか?
 位置を決めることができないか

純化できないか?
 シンプル(簡単)にできないか

定期化できないか?
 期間や時間を決めることができないか

物を置く位置を決めて(視覚化)、
目印を大きくする(定置化)、
それだけで探す時間が省けます。

要するにどうなればよいのか?
そもそもの目的を考えてください。

肉まんとあんまんを機械で自動で作ろうとしました。
しかし、肉まんの中央のヘソ(盛り上がっている箇所)
上手く作れず困りました。
そもそもヘソの目的は、あんまんと区別することでした。
要するに肉まんとあんまんが区別がつけばいのです。
結局、下に敷く台紙の色を変えることなったのです。

ちょっとした工夫で大きな成果があります。
不便、不都合、不愉快、不具合、不良、、、、
「不」はチャンスです。

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カイゼンは明日を明るくします

5. 注目して欲しいQC7つ道具

QC7つ道具は、製造業だけでなくどんな業種の方にも役に立ちます。
下記の2つは特に注目してください。

(1)パレート図

80:20の法則

上位20%の要素で全体の80%程度を占めることが多い
という経験則です。

 「上位20%の顧客で売上げの80%を占める」

「上位20%の商品で売上げの80%を占める」

「故障原因の上位20%で80%の故障を説明できる」

パレート図はこれを発見できる手法です。

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知らない方は学ぶことをおススメします。役に立ちます。

(2)グラフ

小学校、中学校で習ったグラフ、思い出してください。
数字の羅列を見ても判断することが難しいです。
毎日の売上、グラフにすると傾向が一目でわかります。

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毎週水曜日が売上が高いこと、
徐々に売上が下がる傾向にあることがわかります。

(3)チェックシート

人は忘れる生き物です。
チェックシートを作り、ポイントを見落とさないようにしてください。

製造業では、適当にチェックマークを入れるのを防ぐために、
チェックシートを定期的に変える(順番や内容)工夫をしています。

凡事徹底が大事です。

仕事=汗+知恵+心

テクニカルラティングもカイゼンです!

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