短期間で上達できるテクニカルライティング

コツを知れば短期間で上達します

書く力を身に付けるために実行すること、それはカンペを作ることです

書く力を身に付けるために実行すること、それはカンペを作ることです。

わかりやすい文章を書くコツ、普通に日本語ができれば誰でもができます。
でも、実際に実行できないと困っている方が多くいます。

1.カンペを作る

カンペ(カンニングペーパー)を自分で作ってださい。
A4サイズの用紙表裏(2ページ以内)

-------------------サンプル---------------------------------
短い文章で書く!
1文の長さを40~50文字以内の短い文章で書く!
箇条書きを活用する!
一文一義一で書く!
長々した表現は使わない!
 しかしながら       ⇒ しかし
   ~することにより   ⇒ ~すると
   ~する必要があります ⇒ ~してください
意味が重なった表現に注意する
 一番最後 ⇒ 最後
 約3キロメートルほど ⇒ 約3キロメートル/3キロメートルほど

<苦手な項目には、ダメな例文と良い例文を入れてください>
---------------------------------------------------

自分で作ることが大切です。作るだけで大幅に実力が付きます。
※作ったカンペ忘れたけれどテストでは良い点が取れたという話と同じです。

2.カンペを毎回見る

原稿を書く前に、毎回カンペに目を通します。
10分もかかりません。
これを繰り返します。習慣にしてください。
そうすることで身に付きます。
カンペは定期的(2週間位)に更新してください。

実力のあるライターほど実行しています。
ライター歴10年を超えている方は、
「5分見るだけで、その何倍もの時間が節約できる」と言います。

実力のないライターほど実行しません。
「もう分かっている、見る時間がもったい」と言います。
残念ながら結果は、、、、、

3日坊主になったら、やり直せばいのです。
3日続いた自分を褒めてください。
そして5日目からやり直せばいいんです。
これを繰り返せば、3日が4日に、4日が5日になります。
3日坊主も10回すれば1か月です。 

3.知っていると実行できるの差を知る

「知っていると実行できるの間には天と地ほどの差がある」
わかりやすい文章を書くコツは、驚くほど少ないです。
普通に日本語ができれば誰でもができます。
でも、実行できないライターもいます。

指摘されると、
「知ってはいたのですが」
「うっかり忘れていました」
「時間がなかったので」と言います。

これは、知っていることは実行できていると錯覚しているのです。

「カンペを自分で原稿を書く前に、毎回カンペに目を通すように」
とアドバイスを受けても、、、、、
「知っているので必要ない」
「時間がないので見る暇などない」実行しません。
そして失敗を繰り返します。

スポーツで考えると良くわかります。
アウトコース低めにストレートを投げる
相手のバランスを崩して技をかける
知っていても練習しなければ実行できません。

わかりやすい文章を書くコツは、多くありません。
「カンペを自分で原稿を書く前に、毎回カンペに目を通す」
1か月も続ければ、毎回見なくてもよくなります。
人間は忘れる生き物ですから、全く見なくて良くなることはありませんが、
1週間に1回、2週間に1回で十分になります。

4.ふたつの努力を知る

努力には結果が出る努力と出ない努力があります。

有名なキコリの話です。

森の中で一所懸命にノコギリをひいているキコリがいます。

旅 人:「何をしているんですか?」
キコリ:「見ればわかるだろう、この木を倒そうとしているんだ」
旅 人:「いつからやっているんですか?」
キコリ:「もう5時間だ。くたくたさ。大変だよ」
旅 人:「少し休んで、そのノコギリの刃を研いだらどうですか?
     そうすれば、仕事がもっと早く片付くと思いますよ」
キコリ:「刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ」

結果のでない努力の典型です。

8020の法則(パレートの法則があります。

上位20%の要素で全体の80%を占めることが多いという経験則です。

・上位20%の顧客で売上げの80%を占める
・上位20%の商品で売上げの80%を占める
・上位20%の故障原因で80%の故障を占め

(すべてに20:80の数字が当てはまるわけではないですが)

20%の重要な要因を解決すれば、80%の成果を上げるこができます。

カンペは、少ない労力で大きな効果を生みます。
結果が出る努力を実行してください。
カンペを5分見ることを習慣にしてください。