短期間で上達できるテクニカルライティング

コツを知れば短期間で上達します

「失敗から学ぶ大切さ」と「できない人・評価されない人」の4つの共通点

「失敗から学ぶ大切さ」と「できない人・評価されない人」の4つの共通点を紹介します。

3人のライターが、失敗に学ぶこと、失敗に向き合う大切さを教えてくれました。

◆Aさん:一流国立大学工学部卒業

基礎学力があり、工業系の知識や理解力もあります。
これまでの知識だけに頼り、新しい知識を取り入れません。
これまでの知識だけに頼ります。

自己流にこだわり、人の意見を取り入れません。

プライドが高いためか、誤りを認めようとしません。

不都合な事象にぶつかるとフリーズします。

何を言いたいのか分からない言い回しをします。
例えば、仕事の納期なども明確に言いません。
「10月20日には終わりたいと思います。」
できなかったときは、
「終えたいと思っていたのですが、できるとは言っていません。」
面倒です。

上司に原稿をチェックしてもらい指摘を受けても、
簡単に誤りを認めません。
「資料が間違っていたので」
「知ってはいたのですが」
などと言い訳をします。

◆Bさん:二流私立大学工学部卒業

「自分は大学で勉強した」
「機械工学は自信がある」
「PCの知識は自信がある」と公言します。
全く知らない人よりは知識はあります。

自分の知っている知識だけで判断します。

こんなこともありました。
ある一流企業の開発の方が書いた文章があります。
Bさんの知識では間違っているのでは、と思う記載がありました。
ひょっとして自分が知らないだけなのでは?
そんな不安をBさんは持ちません。
実際は、Bさんが知らないだけなのでした。

Bさんは、自分が知っていることが全てと勘違いしています。

得意と言っていたPCも本当に詳しい人から誤りを指摘されるとフリーズします。

上司に原稿をチェックしてもらい指摘を受けると、
「うっかりしました」
「知っていたのですが」
と言い訳をします。知らないことを認めません。

◆Cさん:三流私立大学工学部卒業

基礎学力不足、工業系の知識が薄いことも自覚をしています。
人当たりもよく、無難に仕事をこなします。
上昇志向もあり、仕事には真面目に取り組みます。
でも仕事を頑張るのは当たり前とは思っていません。

テクニカルライターとしては、工業系の知識が乏しく、難しい案件は任せられません。

要領よく仕事をしたがります。下手をすると手抜きになります、

上昇志向は強いのですが、自己啓発なども継続できません。
魔法の薬を待っています。

上司に原稿をチェックしてもらい指摘を受けると素直です。
「わかりました。すぐに修正します。」
しかし、理解ができないのか、ポカンとすることも多いです。
上司の指示通りに修正をしますが、理由がわからないため、
同じことを繰り返すことも少なくありません。

3人に共通しています。

失敗から学ばない、失敗に向き合わない!

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3人とも困ります!

ライティング納期が遅れ、後工程に迷惑が掛かったときの反応です。

後工程:「いつ遅れると分かったのですか」
Aさん:「できると思っていたのですが、、、」
後工程:「そうじゃなく、なぜ事前に連絡してくれないのですか」
Aさん :「うっかり忘れていました」
後工程:「うっかりでは困ります」
Aさん :「・・・・・・・・・・・」<無言>
後工程:「今後は改善してください」
Aさん :「私だって一生懸命やっているんです」
忘れたのだから仕方ないと、私だって頑張っていると逆切れです。

後工程:「いつ遅れると分かったのですか」
Bさん:「急な案件が入り、遅れたのです」
後工程:「そうじゃなく、なぜ事前に連絡してくれないのですか」
Bさん :「伝えたつもりだっとのですが、、」
後工程:「次から気を付けてください」
Bさん :「わかりました」
急な案件のせい、伝えたつもりと嘘でごまかします。

Cさんは、遅れることを事前に伝えています。
しかし、納期の変更が多く後工程は困っています。
後工程:「なぜ、工期がたびたび変わるのですか」
Cさん :「一生懸命やっているんですが」
後工程:「納期設定方法に問題がありませんか」
Cさん :「そうかもしれません、私の能力不足です」
能力不足だからどうしようもない、と言っているのです。
そして何も変わりません。
「私の努力が足りなかったんです」ならば、工夫や努力につながる見込みがあります。残念です。

上司は諦め、できる範囲の仕事をさせました。
だから成長もしません。
そして、現在も残っているのはCさんだけです。

教えるむずかしさを痛感します。

失敗しない人はいません。
失敗から学ぶか、失敗に向き合うか
これが人生を左右します。

トーマス・エジソンは、言いました。
「私は失敗したことがない、1万通りの上手く行かない方法を発見しただけだ」
さすが偉人は違います。

苦手な上司・部下の理由と解決策がわかる!伝え方コミュニケーション検定

「できない人・評価されない人」の共通点

<1>現実を直視できない、失敗を認めない
自己評価が高すぎてプライドの高く、現実を直視できません。
叱られても「なぜで叱られなければならないんだ」と考えます。
失敗も自分のせいではなく、他者や環境のせいにします。
「急な仕事が割り込んできたから」
「急な来客があったから」
「●●さんが、、、、だったから」
反省がないので変わりません。

<2>できている・わかっていると勘違い

自分ではできている、わかっていると勘違いします。
知っていること=実行できることだと勘違いします。
できていると思っているので、当然、何も努力しません。

<3>自分しか見ていない

周りへの影響を考えずに自分のペースだけで仕事をします。
自分は一生懸命やっているのだからと、
相手の都合、後工程の状況などなどお構いなしです。
周りの人の状況に配慮しようという姿勢がありません。

<4>何を頑張ればよいわからず、行動しない

何をどうすれば良いのかわかりません。
頭の中でどうすれば良いのかを考えるだけで行動に移しません。
村 人:「何をしているんですか?」
キコリ:「見ればわかるだろう、この木を倒そうとしているんだ」
村 人:「いつからやっているんですか?」
キコリ:「もう5時間だ。くたくたさ。大変だよ」
村 人:「少し休んで、そのノコギリの刃を研いだらどうですか?
     そうすれば、仕事がもっと早く片付くと思いますよ」
キコリ:「刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ」
結果が出るわけがありません。
信頼できる人に相談してください。

もし自分が当てはまると思えれば大丈夫です。
直せばよいだけです。
自覚できないことが最大の問題です。