ファーストチェス理論とは、チェスをするときに、
5秒で考えた結果と30分で考えた結果が86%の確率で同じである!
実証されたことから生み出された理論です。
ただし、チェスの名人がです。
時間をかければよい結論が出るというのは誤りと考えられ、
「速く決断して実行に移すことが大事」
である理由の1つとしてよく使われる理論です。
「どんなことでも10秒考えればわかる。
10秒考えてもわからない問題はそれ以上考えても無駄だ!」
ソフトバンク社では「検討中」という言葉はNGワードになっています。
"チェスの名人"、ここが重要です。
経験も能力を持っている名人の直感は正しい確率が高いのです。
一般のビジネスに当てはめることはできるのでしょうか?
すぐに答えられない、決めることができない理由はいくつかあります。
(A)答えを出す方法、決める方法がわからない!
(B)答えを出すための知識、決めるための知識がない!
(A)(B)の場合は、明らかに長く考えても無駄です。
考えている振りは止めてください!
それは考えているのではなく悩んでいるだけです。
知識を学ぶ、上司に相談するとか、すぐに別の行動に移すべきです。
チェスで考えれば、初心者です。経験も能力が足りません。
瞬時に正しい一手は浮かびません。
たとえ浮かんでも、間違っている確率が高い"ただの思いつき"です。
実力を身に付け、経験を積むしかありません。
(C)答えを出すことから逃げる、決めることから逃げる(先延ばし)!
経験も能力があっても、こういう性格の人がいます。
先延ばしは無駄であること、評価を下げることを知ってください。
決断では、タイミングを逃すと後悔がずっと残ります。
後悔する位なら、失敗した方がはるかにマシです。
(C)のパターンの人が非常に多い気がします。
是非、この本を読んでください。
頭の回転の速い人もいれば遅い人もいます。
5秒、10秒は極端かもしれませんが、少し考えても答えが出ない時、
(A)(B)(C)に当てはまっていないか考えてください。
経験も能力を持っている人は、直感を信じてください!